Vol.4
耳よりな情報 〜高専間教員交流制度
国立高等専門学校では、教員を教員交流派遣者として他校へ一定期間派遣し、他校において教育研究活動に従事させる教員交流制度を設けています。この制度は、教員の力量を高め、各学校における教育及び研究の向上を図り、国立高等専門学校全体の活性化及び人事の流動性の確保することを目的としています。
新居浜高専もこの制度を活用し、電子制御工学科の山田助教授を平成18年4月から1年間呉高専に派遣しています。
山田助教授からのメッセージ
〜今年度の4月から、高専間人事交流により呉高専の電気情報工学科に勤務しております。目的は研究の成果の商品化および事業化のための地域連携や創業ノウハウ、MOTに関する研修をすることで、決まったプログラムがあるわけではありませんが、色々と活動を始めております。現在は東広島市と広島大学が主催している、ベンチャービジネス講座に参加し、一般の方や大学生とともに勉強をしているところです。実践的な経営論など、これまで学んだことのない分野であり、内容はとても興味深く、新鮮な気持ちで取り組んでいます。また、呉高専のなかでは、有志の学生とともに、ベンチャービジネスのアイデアをまとめて、今年の暮れにはコンテストに応募することを目標に活動を開始しています。なお昨年は、このコンテストで呉高専の学生の企画がヤングベンチャー金賞を受賞したそうです。
呉高専は新居浜高専と同じく瀬戸内海に面した、とても環境の良いところです。学生の制服の違いも、最近はやっと見慣れてきました。担当している講義は5年生の科目だけですが、少なくとも5年生は私の顔と名前を覚えてくれたと思っています。1年間という短い期間にできることは限られていますが、精一杯チャレンジして、少しでも多く吸収して帰りたいと思っています。
※MOTとは
MOT (Management of Technology)は、技術経営と呼ばれ、技術に立脚する事業を行う企業・組織が、技術が持つ可能性を見極めて事業に結びつけ、経済的価値を創出していくための戦略を立案・決定・実行することです。簡単にいうと、技術を経営の立場からマネージメントすることです。
 |
呉高専での様子 |
|
変わる☆高専 〜新居浜高専の入試制度が変わる!
新居浜高専は未来を切り拓く知恵と行動力を持った信頼される技術者の養成を目指しています。そのために、次のような生徒を求めています。
■数学や理科が好きな人
■ものづくりが好きな人
■実験が好きな人
■まじめにこつこつ勉強できる人
この点を配慮して、入試制度を変更しました。変更箇所は以下のとおりです。
○推薦選抜の募集人員増および試験会場増
1)推薦選抜の募集人員が35%程度から40%程度になりました。
1学科当たり入学定員40名中、16名程度になりました。
2)推薦選抜を志願できる条件のうち、
▲変更前
「第3学年の1学期と2学期を通した5科目(国・社・数・理・英)の5段階評価の平均が4.0以上または第3学年の1学期と2学期を通した理科及び数学の評定が5である人」が
▼変更後
「第3学年の1学期と2学期を通した5科目(国・社・数・理・英)の5段階評価の平均が3.8以上または第3学年の1学期と2学期を通した理科及び数学の評定が平均4.5以上である人」のように変更しました。
3)推薦面接会場を増設します。新居浜高専と松山地区の2会場になりました。
○学力選抜の受け入れ学科枠増および試験会場増
1)入学志望学科は第3志望まで選ぶことができます。
今までは第2志望まででしたが、第3志望まで選ぶことができます。
2)学力選抜の試験会場が3ヶ所から5ヶ所に増えました。
【新居浜高専・松山地区・宇和島地区・徳島県三好地区・広島県福山地区】
|
メールだけの話
vol1
vol2
vol3
vol5
新居浜高専TOP
最前線レポート
校報
メールマガジン登録
※動画をご覧頂くには
Windows Media Player
が必要です。 |
|