Vol.2
耳よりな情報 〜高専アイデア通りプロジェクト

高専アイデア通りプロジェクトとは、教職員,学生のアイデアと実践力を活かし、元気あふれる地域づくりやキャンパスづくりを進めるものです。地域・企業からのご提案を、高専の教職員と学生が総力を挙げて協力し、地域に貢献します。

現在,次のプロジェクトが進行中です。
○四国中央市切山地区案内ロボット
○自然エネルギー利用ハイテク噴水装置 (詳細
○スポット気象情報発信システム (詳細
○あかがねの里 銅物園プロジェクト

※地域・企業の皆さまからのご提案をお待ちしています。

プロジェクト紹介
四国中央市切山地区案内ロボット


興味の持った学生は、
電子制御工学科
出口研究室へ
愛媛県の最東部に位置する四国中央市切山地区は、古くから平家落人伝説の地として知られ、周辺には、重要文化財に指定されている真鍋家住宅や、生きたカゴの木の幹に地蔵の像が彫られた“生き木地蔵”など、数多くの遺跡・史跡があります。
 そこで、由緒あるこの地区をもっとPRし、地域おこしをするために、地区の歴史文化を紹介するための“案内ロボット”を作ってはどうか、という地域住民からの発案があり、平成15年11月に、新居浜高専にそのための協力依頼がありました。平成16年5月には、国の重要文化財『真鍋家住宅』の音声ガイドをする装置を試作・設置し、地域住民の方から好評を得ました。

そしてこのたび、数々の平家伝説にまつわる観光スポットを案内する、平家落ち武者の格好をしたロボットが完成いたしました。このロボットは、台の上に、平家落ち武者の上半身が載った形で、高さは約180センチです。ほぼ等身大のヒューマノイド・ロボットで、腕や手はもちろん、顔の目と口が動きます。観光スポットを案内する音声に合わせてロボットが動き、切山地区の絵地図パネルのスポットが説明に合わせて点滅します。
 このロボットは、本校電子制御工学科5年生が卒業研究として製作に関わり、下級生も課外活動として衣装の製作に参加するなど、地域と学生が連携したプロジェクトとなっております。製作費用については、地元の平家遺跡保存会と学校で負担しました。

当日の様子

あかがねの里 銅物園プロジェクト







製作途中の銅物ロボット

「あかがねの里 銅物園プロジェクト」は、新居浜市の歴史的資源であるを素材として、動き・光・音など様々なパフォーマンスを実現する動物、植物、昆虫などの銅物ロボットを学生・教職員が共同で製作・展示し、楽しくうるおいのある学校づくりを目指すものです。

 平成17年度は、プロジェクト参加学生の提案により、アニメ「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲(オウム)を模した昆虫24を製作しました。概略寸法は、幅40cm、高さ40cm、 さ80cmです。

興味を持った学生は、機械工学科谷口研究室へ




気になるニュース、気になる教育

平成18年3月28日、政府は、科学技術の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「科学技術基本計画」を閣議決定しました。この科学技術基本計画は、科学技術政策の基本方針を盛り込んだ5カ年計画で、日本の科学技術政策の基本となるものです。2006年度からの第3期計画は、「研究成果の社会への還元」と「人材育成」を柱に据えています。この第3期計画の中で、高等専門学校は、『将来のものづくり人材を含めた技術者養成のための実践的教育を進める』 とされています。

新居浜高専でも、この役割を果たすべく、特色あるものづくり教育を展開していますが、そのひとつに「セルフプランニング実験」があります。セルフプランニング実験とは、
学生が自分で(セルフ)計画して(プランニング)進める実験のことです。何をどうやったらいいか自分たちで調べます。これにより、高専で培った実験技術・知識を活かして実験を立案する能力を向上させることができます。
この実験は、生物応用化学科の第4学年で行われる非常にユニークな教育です。


    実験の様子(動画:2.1MB wmv)

 メールだけの話

vol.1
vol.3
vol.4
vol.5
 新居浜高専TOP

最前線レポート

校報


  メールマガジン登録

※動画をご覧頂くには
Windows Media Player
が必要です。