Vol.7
耳よりな情報 〜公開授業

「公開授業」とは、教員が授業を公開して参観しあい、意見交換し、経験を蓄積して活用し、授業を改善しようとする制度です。
 9月15日、電子制御工学科4年生の電気磁気学(担当:出口助教授)が公開されました。この授業は、講義時間を3週に2回にして、3週に1回を事前演習問題の解答に当てています。今回はその解答の週に当たります。演習課題は事前に学生に提示し、学生が解いてきた内容を、解説者とつっこみ役の2人の学生が黒板を使って漫才形式で対話をしながら説明するよう工夫した授業です。演習課題の内容は、静電界、および静磁界に関した領域の復習的なものです。

≪出口助教授のコメント≫
この授業では、単に学生が一人黒板で発表することに比べ、多少なりともクラスの雰囲気が和む効果が見られると思います。演習問題を解く、というのは学生にとってみたら、やはり難しいことだと思いますが、そこに少しでも“笑い”の要素を入れることで、少しでも勉強に楽しさを加えよう、というのがそもそもの意図です。

今回の授業は、初めての試みであり、学生がなかなか思惑通りにやってくれない場面もありましたが、今後の様々な授業改善に活かしていくことにしています。

学生による解説とつっこみの様子

教員による参観もありました。


学生の活躍☆

生物応用化学科5年生鹿島裕史くん(19歳)が、サッカー2級審判員の資格を取得しました。これは、四国の最年少審判員であり、唯一の10歳代の審判員です。この2級審判員資格を持っていると、地域協会(四国協会)が主催する試合の主審を行うことができ、天皇杯の愛媛県大会、四国大会の主審もできるそうです。1級審判員はJ1の主審もできる資格で、取得のハードルはかなり高いのですが、今後挑戦していくようです。そのため、その挑戦が可能な企業への就職を希望して、新居浜市内の会社に就職内定しております。先方も、出来る限り協力していただけるとのことでした。

鹿島君へのインタビュー

@なぜ、審判員の資格を取りたいと思ったのですか?
 僕は、
小学校2年からサッカーを始め、今までサッカーを続けています。(現在は、地域リーグの東予FCというチームに所属しています。)初めて審判というものに触れたのは小学校のとき、試合でアシスタントレフェリーをした時だったと思います。当時は審判に興味などなく、「なんでやらされるんだよ」と思っていました。
中学校に上がると、周りには僕がサッカーを始めたことで審判員の資格を取った母(2級)がいたり、1級審判員である越智新次さん(愛媛県のサッカー界では有名な人)や2級審判員の方々が多くおり、気付いた時にはすでに審判というものに興味を持っていました。中学校2年次に4級審判員の資格、中学校卒業前には3級審判員の資格を取りました。そして、高専に入学する時点では、2級審判員の資格を在学中に取り、卒業後の早い時期に1級審判員になりたいなぁという夢を持ちました。

A将来、どのような試合で審判をしてみたいですか?
 やはり、サッカーの最高峰といえばワールドカップになります。その決勝戦のピッチに立つというのはサッカー選手でなくとも憧れると思います。先のドイツ大会では日本人として初めて3位決定戦を上川氏、廣島氏が担当しました。目標は高く
ワールドカップの決勝戦です。

B資格取得の際、どういう苦労がありましたか?
 2級審判員の資格取得のためには、試合経験、県協会からの推薦、体力テスト、筆記(ルール)テスト、実技審査(実際の試合の中で)をすべてクリアする必要があります。その試合経験を積むために審判をやっていると、楽しいこと嬉しいことは一杯ありますが、同じくらいつらいこともありあました。
始めの頃は特に判定ミスでの選手の反応や観客の声に、何でこんなこと言われなきゃならないんだと思い、やめたいこともありました。しかし、ゲームが終わった後、選手から
ありがとうと握手してくれた時はとてもうれしいです。
また、体力チェック及び筆記試験の成績がよくないとメジャーな試合の審判を割り当ててもらえないという現実もあります。そのため、選手以上に体力トレーニングやルールの理解を深めていかなければいけません。しかもサッカーのルールは毎年新しいルールや解釈がでてくるので常に勉強です。選手でもそうですが苦労や努力はこれからも続いていくと思います。

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