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□■国立高専機構 新居浜高専メールマガジン■□ Vol.206 (2023.5.1)

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◎[お知らせ] 専攻科入学者選抜検査(推薦)が始まります。
        学寮定期交流会を行います。
        学寮夜間避難訓練を行います。
        専攻科入学者選抜検査(学力一次・社会人特別選抜)が始まりま
        す。
        前期中間試験が始まります。

◎[トピック]  機械工学科3年生が原子力規制人材育成の研修に参加しました。
        「高専インカレチャレンジ第三弾」で最優秀賞を受賞
        『高校化学実験で糖詳細構造分析 卓上型NMR活用』兵庫教育大と
        本校教員との研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。
        本校教員の論文が『2022 JCS-JAPAN 優秀論文賞』に選ばれまし
        た。
        令和5年度入学式を挙行しました。
        交通安全講習を開催しました。
        令和4年度最優秀学級担任表彰を行いました。
        本校名誉教授が「新居浜高専PICマイコン学習キットVer.3 完全ガ
        イド」を執筆しました。

◎[編集後記] 4月雑感
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◎[お知らせ]
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▼専攻科入学者選抜検査(推薦)が始まります。  
  WEB出願エントリー期間 4月19日(水)~5月2日(火)
  出願書類受付期間 4月27日(木)~5月2日(火)
  検査日  5月13日(土)
  合格発表 5月17日(水)10:00

▼学寮定期交流会を行います。
  日 程 5月17日(水)

▼学寮夜間避難訓練を行います。
  日 程 5月18日(木)

▼専攻科入学者選抜検査(学力一次・社会人特別選抜)が始まります。  
  WEB出願エントリー期間 5月18日(木)~6月1日(木)
  出願書類受付期間 5月26日(金)~6月1日(木)
  検査日  6月12日(月)
  合格発表 6月15日(木)10:00

▼前期中間試験が始まります。
  日 程 5月26日(金)~6月1日(木)

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◎[トピック]
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◆【3/13〜15】機械工学科3年生が原子力規制人材育成の研修に参加しました。

 令和5年3月13日(月)〜15日(水)、福島高専主催の原子力規制庁の原子
力規制人材育成事業 ~高専ネットワークによる廃炉と地域の環境回復に貢献する
原子力規制人材育成~ に機械工学科3年生 岡本 凛さんが参加しました。

 本事業は高専生を対象として、廃炉や放射線防護などに関する科学的基礎を理解
し、原子力規制の分野で活躍可能な即戦力人材の育成を目的としています。

 全国から6名が選ばれ、福島で3日間の研修を行いました。岡本さんは、「衝撃
を受けることが多くて、想像していたよりも有意義な研修になりました。」と感想
を話していました。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/05/entry-topics-31430/
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◆【3/30】「高専インカレチャレンジ第三弾」で最優秀賞を受賞

 令和5年3月30日(木)、生物応用化学専攻 1年 釣本 真弘さんと生物応
用化学科5年 田鶴谷 有美さんがSMBC日興証券株式会社主催の「高専インカ
レチャレンジ第三弾」最終選考会に参加しました。

 高専インカレチャレンジとは、全国の高専からオンラインで集まった学生がラン
ダムでチームを組み、企業が実際に抱えている課題を高専生ならではの視点から解
決するための方法を考え発表するコンテストです。今回の課題は、全日本空輸株式
会社ANAより提供され、「ANAのアセットを活かしたメタバース世界(ゲーム
含む)を考えてみよう」「ANAグループが使っているモノのアップサイクルを考
えてみよう」と×いう2つの課題から一つ選ぶというものでした。

 田鶴谷さんの所属するBチームは、「アップサイクル×教育」をテーマに選び、
小中学生を対象としたアップサイクルの体験型授業を提案しました。小中学生がこ
の内容に入り易いように、授業の導入として一般公開も想定したANAテトリスと
いうゲームを作成しました。そして、アップサイクル自体の案ではなくその根本を
解決しようという着眼点と、教育要素と集客要素も詰め込んだメタバースにも応用
できるゲームという発想が高く評価され、最優秀賞を受賞しました。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/17/entry-topics-31670/
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◆【4/3】『高校化学実験で糖詳細構造分析 卓上型NMR活用』兵庫教育大と本校教
員との研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。

 兵庫教育大学 山口 忠承 教授と本校環境材料工学科 高見 静香 教授の研
究成果が、日刊工業新聞(令和5年4月3日(月)21面の「科学技術・大学」欄)
に『高校化学実験で糖詳細構造分析-核磁気共鳴装置(NMR)卓上型、短時間-
兵庫教育大学などが考案』の見出しで掲載されました。

 この研究は、実験机に置けて簡単に使える卓上型NMRを活用し、サトウキビか
ら糖を抽出・分析し、糖の構造を決定する内容を、高校の化学実験の90分授業4
回で完結できるように考案したものです。

 NMRを用いた構造の解析は高校「化学」教科書において発展事項として記載さ
れています。大学の研究室では、大型のNMRを用いて構造の解析を行っています
が、この大型NMRは価格が数億円、維持費も年間100万円以上掛かるため、高
校では設置は難しいのが現状です。そこで、低価格の簡単に使用できる卓上型NM
Rの活用を考えて検討したところ、大型NMRに比べて感度は低いですが、糖の構
造なら分析が可能だと分かりました。そして、サトウキビから黒砂糖を抽出し、卓
上型NMRで分析すると、6種類(単糖類3種類と二糖類3種類)の糖に含まれる
官能基などのデータから構造を導くことができました。高校化学実験で使われてい
る2つの手法、①糖が存在すると色が変わる「ベネディクト法」と②糖の種類を分
ける「薄層クロマトグラフィー法」だけでは糖の構造を導くことはできず、今回の
研究成果によって実験で糖の詳細な構造の理解を深めることができるようになりま
した。

 本研究成果は、令和5年3月24日に日本化学会『春季年会 2023』で発表し
たものです。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/06/entry-topics-31449/
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◆【4/3】本校教員の論文が『2022 JCS-JAPAN 優秀論文賞』に選ばれました。

 令和5年4月3日(月)、公益社団法人日本セラミックス協会(会員数:4302
人)が発刊する「Journal of the Ceramic Society of Japan(JCS-JA
PAN)」の『2022 JCS-JAPAN 優秀論文賞』3編の1つに、本校
生物応用化学科 中山 享 教授の論文「Electrical properties of lithium–
lanthanum silicate oxyapatites」が選ばれました。

 JCS-JAPANはセラミックスの科学と技術に関する論文を掲載する学術誌
として創刊以来百年を越え、現在は年間に二百数十報の論文(英語のみ)が発表さ
れる国際的な学術誌です。掲載論文の内容充実およびサーキュレーションのよい国
際学術誌になることを目的として、1996年からJCS-JAPANに掲載され
た論文の中から毎年3件程度選考し、優秀論文賞の表彰が行われています。

 論文で取り上げている物質は、中山教授が1990年代後半に発見したアパタイ
ト型結晶構造をもつアルカリ金属イオン伝導体(アルカリ-希土類-ケイ酸塩)お
よび酸化物イオン伝導体(希土類-ケイ酸塩)の1つで、Li-La-Si-O組
成のリチウムイオン伝導セラミックスです。X線回折測定、固体核磁気共鳴測定、
分析電子顕微鏡測定、交流インピーダンス法による電気測定の解析結果からリチウ
ムイオン伝導に関する考察を行ったもので、本校のエンジニアリングデザイン教育
センター、東北大学、芝浦工業大学との共同研究です。

 令和4年12月号のJCS-JAPANに掲載されており、オープンアクセス誌
のため以下のURLから誰でも論文全内容の閲覧が可能です。また、12月号の表
紙にも選ばれました。

http://doi.org/10.2109/jcersj2.22113

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcersj2/130/12/130_C12-1/_pdf/-char/en
 
(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/06/entry-topics-31453/
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◆【4/5】令和5年度入学式を挙行しました。

 令和5年4月5日(水)、新居浜市市民文化センターにおいて令和5年度入学式
を挙行し、本科216名(タイ及びラオスからの留学生4名及び編入学生3名を含
む)、専攻科26名が、本校に入学しました。

 入学生を代表して本科電子制御工学科の相原 聡太さんと、専攻科生産工学専攻
の沖元 研人さんが、入学にあたっての決意を宣誓しました。続いて、鈴木 康司 
校長が式辞で、「知識や技術習得はもちろんですが、学生と呼ばれるにふさわしい
品性や礼儀を身につけていただき、なお一層精進を重ねて頂きたいと思います。技
術者としての創造力と実践力を一層磨いて、国際的に通用する技術者、研究者を目
指してください。」と激励の言葉を贈り、入学生は真剣な表情で聞き入っていまし
た。

 石川 勝行 新居浜市長をはじめとしたご来賓及び保護者の皆様等、多くの方々
からの温かい励ましの中、入学生は高専生活への期待を胸に、新たな一歩を踏み出
しました。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/07/entry-topics-31545/
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◆【4/11】交通安全講習を開催しました。

 令和5年4月11日(火)、新居浜警察署主催の交通安全講習を開催しました。

 交通安全講話では、講師の方から、自転車の通行方法に関する主なルールや、ど
のような運転が危険行為となり事故が発生するのかについて説明を受けました。

 交通安全講話と並行して、VR機器やシミュレータを利用した交通安全体験も行
いました。実際に公道で自転車や自動車を運転している想定のもと、道路上にて発
生しうる事故や注意するべき点について学習しました。

 また、バイク通学を予定している3・4年生を対象としたバイク講習を開催しま
した。参加した学生は、自らのバイクに乗り、スラローム走行やブレーキをかける
様子を講師の方に見ていただきながら、様々なアドバイスを受けることができまし
た。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/19/entry-topics-31695/
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◆【4/18】令和4年度最優秀学級担任表彰を行いました。

 令和5年4月18日(火)、令和4年度最優秀学級担任表彰を行いました。これ
は、学生からの学級担任アンケートを基に決定したものです。

 令和4年度の最優秀学級担任は、次のとおりです。

  1年3組担任 数理科 教授 大村 泰

 本校では今後も、学生の声に耳を傾け、教員間の相互評価を行いながら、教育指
導の質の向上を目指します。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/21/entry-topics-31761/
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◆【4/21】本校名誉教授が「新居浜高専PICマイコン学習キットVer.3 完全ガイド」
を執筆しました。

 電子制御工学科1年生の「電子基礎実習」で用いられている電子工作教材「新居
浜高専PICマイコン学習キットVer.3」を活用するための副読本として、
「新居浜高専PICマイコン学習キットVer.3 完全ガイド」を本校名誉教授
 出口 幹雄 教員が執筆しました。同書は技術評論社より令和5年4月21日
(金)に発刊されました。

 新居浜高専PICマイコン学習キットは、2005年に最初のバージョンが発表
されました。以来、電子制御工学科1年生を対象に、電子工作を通じての専門導入
教育に用い、令和4年8月31日(水)、Ver.3にアップデートされました。
同書は、オリジナルの教材である同キットを用いて、電子工作の基礎からプログラ
ミングまでを分かり易く解説した入門書として執筆されました。

 新居浜高専PICマイコン学習キットVer.3は本校名誉教授 出口 幹雄 
教員の技術ノウハウを使用し、実施権許諾契約に基づいて東京・秋葉原の(株)秋月
電子通商より供給されています。

(詳細URL)
https://www.niihama-nct.ac.jp/2023/04/21/entry-topics-31756/
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◎[編集後記]4月雑感
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 4月5日に、入学式を挙行し、216名の新入学・編入学生、専攻科生26名
が新たなスタートをを切りました。
授業や部活が始まり1か月が経ち、そろそろ緊張がほぐれてきた頃でしようか。
季節の変わり目で、暑かったり、寒かったり体調管理が難しい時期です。ゴール
デンウイークでは、しっかり休息を取って、休み明けには元気な皆様に会えるこ
とを楽しみにしています。

★☆担当者の独り言★☆

 初めまして!
 このたび、サーモンさんから、メルマガ担当を引き継ぐこととなりました。
 毎号、読者として、月の始めを楽しみにしていたのに、まさか担当者になると
は……(@_@;)
あまりの重圧にアタフタしている私ですが、これまでに獲得した読者の皆様を
ガッカリさせないように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 
                         ☆★それではまた次号☆★
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★最後までお読みいただきましてありがとうございました!
 このメールマガジンへのご意見・ご感想等、ぜひお気軽にお寄せください。
 <メールアドレス>mail_magazine.off@niihama-nct.ac.jp
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  編集/発行:新居浜工業高等専門学校 総務課総務企画係
  連 絡 先:愛媛県新居浜市八雲町7-1
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