閉会式後、先生方と
 平成15年10月11日(土)・12(日)の両日、東京高専(主管)、育英高専、 東京都立高専、東京都立航空高専を開催校として八王子市いちょうホールで第14回 全国高等専門学校プログラミングコンテストが開催されました。本校からは課題部門、 自由部門・競技部門の全3部門に出場し、競技部門では「でめじらー」が準優勝しま した。課題部門・自由部門は共に敢闘賞を受賞しました。

メンバー

課題部門
PSD −スポ−ツチャンバラから世界へ−
担 当 教 官占 部 弘 治
5年電子制御工学科堂 本 孝 幸
5年電子制御工学科平 田 勝 大
5年電子制御工学科小 田 大 和

自由部門

ハスラー一直線 −ビリヤード上達支援システム−
担 当 教 官占 部 弘 治
5年電子制御工学科亀 岡   聡
5年電子制御工学科前 田 隆 志
5年電子制御工学科薦 田 昌 男
3年電子制御工学科高 橋 嗣 和
3年電子制御工学科山 川 晃 弘

競技部門

でめじらー
担 当 教 官田 中 大二郎
5年電子制御工学科白 濱 洋 二
5年電子制御工学科渡 辺 正 義
3年電子制御工学科石 野 智 敬

会場(いちょうホール)



開会式



プレゼンテーション・デモンストレーション

押すな押すなの大盛況!


課題部門 「スポーツとコンピュータ」PSD −スポ−ツチャンバラから世界へ−


 スポーツチャンバラを仮想的に実演し、プレイヤーの技術力の向上を目的としたもので
す。一般的に、道場などにでも入門しない限り、なかなか「自分の動きのどこがいけない
か?」ということが判る物ではありません。また、人間の指摘というものは曖昧な印象に
基づくもので、かなりの経験・センスがなければ、的確な指導というものは困難と考えら
れます。ここで、パソコンが得意とするデータの統計・処理機能を生かし、プレイヤーの
動きを正確に取得し、試合を再現したり、モーションの統計を取ることにより、プレイヤー
の癖・弱点を見つけ改善・克服を目指します。また、繰り返し本システムで練習すること
により、蓄積されたデータに基づき、プレイヤーにあった動作・指導を行います。


只今、審査中一般の人へ説明


ハスラー一直線−ビリヤード上達支援システム−


 ビリヤードは高度な戦略とちみつな計算を用いて戦う非常に面白いものです。そして、
知識や軌道の計算などが必要になり、はじめてビリヤードをする初心者は球をポケットする
のは難しいです。たとえば、皆さんはビリヤードをしてとき、自分の感覚では完璧であると
思ったショットが入らなかったときはありませんか?その原因は人間の利き目にあり、その
感覚をつかむためには正しい球の軌道を知る必要があります。そこで本システムは正しい起
動にナビゲートすることによって、感覚をすばやくつかむことができるようにと開発されま
した。また、ビリヤードのプログラムとしてシミュレーションなどの仮想的なソフトはある
ものの実際のゲームに関与するものはこれまでありませんでした。


プレゼンテーションによる審査をしています。



競技部門「達人に隙なし」


〔ルール〕


 競技部門今年のルールは与えられた複数の立体(個々の立体は角砂糖をいらいろくっつけた
ような形状)の展開図を作成し、それを碁盤状の長方形のエリアに如何に隙間無く配置し、よ
り多くの升目を埋めるか競う。(埋められ単位正方形の数が得点となる)同点の場合は解答が
早いほうが勝ちとなる。
 3人(以下)が1チームとなり、各校が作成したプログラムをインストールした2台(以下)の
ノートパソコン(計算用パソコン)で計算させる。なお、問題の受取・解答の送受信は主催者側が
用意したノートパソコン(解答用パソコン)でサーバと送受信し行う。


〔でじめらーの特徴〕


1.立体の入力
  出題立体は、単位立方体を基本として入力していく。入力は二次元で行い、立体をXY
 平面で分割し、Z値に対応した立体の状態を入力する。
  入力の完了した立体は、3D表示させて、形を確認することができる。出題立体すべて
 を入力し終わると、もう一台のコンピュータの入力データと照合して、入力誤りを排除す
 る。データ入力の完了後、展開図作成、展開図敷き詰めに移行する。
2.展開図の作成
  展開図の作成は、グラフ理論を利用して求める。さらに、立体の形状により、複数のルー
 チンを選ぶことで高速に立体を展開できる。
  展開図の作成後、敷き詰めに適した展開図の順番に並び替えを行う。
3.展開図の敷き詰め
  敷き詰めは、手動・総当たり・GAの3つの方法で行うことが出来るようになっている。
 問題によって、その問題に適した方法を選択して敷き詰めを行う。総当たり・GAによっ
 て計算中は、より良い敷き詰めパターンが現れるごとに、描画が更新される。
4.結果の表示
  敷き詰めが完了すると、敷き詰め結果を表示し、各立体の配置された展開図についての
 展開方法を、3Dで表示する。


前日の予行 (立体8個 升目10×10 制限時間10分)


余裕が見られます。第1位 94点


1 回 戦 (立体8個 升目10×10 制限時間10分)


第1位 96点インタビュー


2 回 戦 (立体9個 升目11×10 制限時間10分)


準備OK両側は東京高専の先生です。(スタッフ)
沈着冷静に処理しています。第1位 104点


決 勝 戦 (立体10個 升目11×11 制限時間12分)


さあ決勝戦開始後計算用パソコンで早くも解答を見つけた
「でじめら〜」(スクリーンに投影されています。)
カメラが殺到!
しかし解答用パソコンからサーバへの
送信に手間取り、同点の2位に
解答用パソコンでの展開を誤ったそうです。

閉会式


田崎雅彦先生のミニ講演「オリンピックにおけるITソリューション」
文部科学省杉野専門教育課長の挨拶
準優勝おめでとうやったぞ〜
次期開催校新居浜高専水野校長よりご挨拶
「別子銅山の歴史の地で”もてなし”の心でお待ちしております。」

大会風景


司会の高田氏、左は東京都立高専の伊原先生徹夜でプログラムを直し、眠る選手
余興?で実際の立体を展開決勝戦直前の観客席

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