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□■新居浜高専 メールマガジン■□ Vol.75 (2012.6.1)
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◎[特別企画] 高専間教員交流制度により今春東京高専に赴任した
          衣笠教員から近況報告
          カルフォルニア大学ロサンジェルス校に在外研究員で派遣
          された矢野教員から近況報告

◎[トピック]   学生大会、クラスマッチ
           1年生合宿研修
          「金環日食」本校でも部分日食を観測!
          専攻科合格発表
◎[お知らせ] 〜前期中間試験
           専攻科入学者選抜検査(学力)
          創立50周年記念式典来賓等の祝辞を本校ホームページに掲載

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◎[特別企画]
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◇高専間教員交流制度により今春東京高専に赴任した衣笠教員から
 近況報告がありました。

高専間教員交流制度により平成24年度〜25年度の2年間、東京工業高等専門
学校に異動になりました。東京高専は、東京都の西のはずれ八王子市にあります。
ミシュランの三ツ星観光地にも認定された高尾山の麓で、校内でタケノコが採れた
り、ウグイスのさえずりが聞こえたり、自然豊かなところです。それでも話題の東京
スカイツリーまで1時間半で行けますから、都会には違いありません。
 東京高専に赴任してまず戸惑ったことはチャイムがないことです。8時40分か
ら朝のHR、8時50分授業開始、16時授業終了という基本的な時間は新居浜高
専とほとんど同じですが、その切り替えを告げるチャイムがないのです。それから
1年では所属学科がまだ決まっていません。1年の終わりに希望調査・選考調整を
して2年から学科に配属されます。5年になるとHR教室がなく、卒業研究の部屋
を拠点に授業ごとに教室を移動します。また、進級条件が厳しく、例えば新居浜高
専では1年から2年への進級条件は26単位ですが、東京高専は30単位必要で4
単位までしか落とせません。こういった細かい違いはたくさんあります。
 しかし、何より一番強く感じた違いは学生の積極性です。私は現在1年のクラス
担任をしていますが、4月初めにクラス委員を決めようとすると立候補者が続々と
現れました。やってくれる人を探すのに苦労すると懸念していましたが、逆に絞り
込むのに困るほどでした。実験のときは1年生でもどんどん自分から先に進めてい
きます。こちらから「まだ動かないで!」と制止することがあるくらいです。新居浜で
担当していた実験では、1年生は他の学生の様子を伺いながらなかなか取り掛
からなかった印象があるので、そのギャップに驚きました。この積極性は自主性に
もつながっているようです。チャイムがなくてもきちんと行動できる、5年になれば
HR教室がなくても連絡事項が円滑に伝わる、などはその表れでしょう。
 以上、最初の2か月間の東京高専の印象です。ようやくいろんなことに慣れてき
たところですが、まだまだわからないことだらけです。2年間で様々な体験をし、
新居浜高専に戻ってから生かしたいと思っています。最後に、このような経験の場
を提供し、快く送り出してくださった校長先生をはじめとする教職員のみなさんに
感謝いたします。

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◇カルフォルニア大学ロサンジェルス校に在外研究員で派遣された
 矢野教員から近況報告がありました。

 何度か催促したにもかかわらず、米国査証取得に必要なDS-2019という書類
が先方から届くのが遅れ、4月5日夕方に全日空便で松山を発つことになった。
羽田深夜発の同じく全日空便で同日の夕方、ロサンジェルスに到着し、その夜
は予約してあったUCLA近くのホテルに泊まった。翌4月6日にUCLAで書類業務・
手続きなどを済ませた後、予約してあったアパートに行って契約し、この日から
生活が始まった。
 UCLA周辺は緑が多く閑静なところで、ロスアンゼルスでも最も治安がよく、夜
もあちこちで若い女性がジョギングしているほどである。私のアパートはUCLAの
研究室まで5分程度で歩いて行けるところにあるが、行き帰りにジョギングして
いる人を多く見かける。大学の表玄関付近は学生街らしく、いくつかの映画館、
レストラン、スーパー、アパレル、などありとあらゆるお店が軒を連ねている。
大学内にもアッカーマン・ユニオンという日本の大学でいうとお土産屋、生協の
ようなものがあるが、大きな建物で1階はスーパー、アパレル、2階はいくつか
の大学グッズ、文房具、パソコンショップ、ブックストア、ファーストフードとレスト
ラン、学生会館、郵便局、散髪屋、理容院、エステ、喫茶、コーヒー店、3階はい
くつかの銀行、ファーストフードとレストラン、となっており、別に外に行かなくても
必要品はここで入手できる。私は5月にできたYOSHINOYA(日本の牛丼店)、
PANDA EXPRESS(中華料理のファーストフード店)、TUNAMI(アジアの麺類)を
よく利用している。
 UCLAは創立1881年で、西海岸では2番目に古い歴史ある大学である。図書館
やいくつかの建物は欧風の宮殿、城郭、教会のようである。ほとんどが赤煉瓦の
外観で、キャンパスの多くの大樹と調和して美しい大学である(飲み物の自販機の
建物も赤煉瓦風に統一されているのには驚いた)。観光客も毎日多く来学してい
る。私のいる研究室にはPh.D Candidate(日本で言うところの博士課程後期の学
生)が10名ほどおり、みな優秀である。これらの学生が卒論生や修士課程の学生
を指導している。またいくつか授業も持っている(定期テストも彼らが作成し、採点
している)。毎週水曜日の10:30からはグループムィーティングと称して、毎週1人が
これまで行なった研究成果と今後の目標などを1時間程度かけてプレゼンテーショ
ンが行なわれる。驚いたのは、発表者がドリンクやスナックを用意し(お金は教授の
ポケットマネーのことが多い)、飲んだり食べたりしながら、みな本当にカジュアルで
笑いが絶えずに続いて行く。教授はもちろん学生も多く質問し、プレゼンターが解ら
ないときはみんなで知恵を絞るという感じである。私自身の研究も円滑に進行してい
て、これまでは充実した毎日が過ごせているといった感じである。もともとお文才がな
い上に、思うままに書いたので内容がなく、乱文になってしまった事を許しいただける
と幸いである。

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◎[トピック]
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◇学生大会・クラスマッチを行いました。
5月16日(水)、学生大会及びクラスマッチを行いました。
 学生大会では、平成23年度学生会決算と平成24年度学生会費予算案の報告が
あり、承認されました。
 学生大会に引き続いて行われた学生会主催のクラスマッチでは、天候にも恵まれ
屋内外で様々な対戦が繰り広げられました。
 体育系では、男子学生はサッカーとバスケットボールを、女子学生はバレーボー
ルをそれぞれクラス対抗で戦い、会場となったグラウンド・体育館では熱い戦いが
繰り広げられ、観戦する学生側の応援にも熱が入りました。
 また、文化系では男女共同型のアームレスリングと大富豪が実施され、教室で力
の入った、あるいは頭を使ったやりとりが繰り広げられました。
当日は教員チームも対戦に参加しており、日頃の垣根を越えた交流が図られました。
≪結果≫
□ サッカー(男子)
1位:電子制御工学科4年
2位:機械工学科4年
□ バスケットボール(男子)
1位:電気情報工学科5年
2位:電子制御工学科3年
□ バレーボール(女子)
1位:生物応用化学科5年
2位:生物応用化学科3年
□ 大富豪
1位:生物応用化学科4年
2位:2年4組
□ アームレスリング
1位:電子制御工学科4年

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◇1年生合宿研修を実施
 5月18日(金)、19日(土)の2日間、国立大洲青少年交流の家で恒例の1年生
合宿研修を実施しました。当日は天気にも恵まれました。
 学生は、5台のバスに分乗して大洲へ出発しました。バスが交流の家に到着する
と、学生たちは疲れも見せず、これからいよいよ研修が始まるという期待の表情で、
入所式が行われるホールへ移動していました。
 昼食のあと、午後からは大洲名物の肱川でのカヌー実習が行われました。事前
講習では、学生たちは少しでもうまく漕げるよう、講師の話を熱心に聞き、練習して
いました。本番では、最初のうちは思うように漕げない場面もありましたが、徐々に
慣れ、楽しめている様子が見られました。
 夕食後には恒例のクラス対抗綱引き大会が行われました。いつもながらこの場面
では大変盛り上がりました。はじめは呼吸が合わず苦戦していたクラスも、徐々に
力を合わせられるようになり、見ている引率者にも力が入ってしまうような熱戦が
繰り広げられました。
 参加者はこの日交流の家で一泊、翌日も引き続き研修を受けました。この日の学
生たちは6kmに及ぶウォークラリーに挑戦しました。晴天の下、学生たちは汗をかき
ながらも、チームワークでゴールを目指していました。
 盛りだくさんだった2日間の「非」日常、これからの高専生活を楽しむ一助になった
ことでしょう!
http://www.niihama-nct.ac.jp/backnumber/2012/5_18,19/index.html
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◇「金環日食」 本校でも部分日食を観測!
 日本の陸地で観察できるのは1987年以来という、「金環日食」が5月21日
朝、起こりました。
 残念ながら新居浜は、位置的に「金環」は観測できなかったのですが、それでも、
部分日食を見ようという学生や教職員が、朝早くから校庭に集まりました。
 この日は朝から曇り空で、正直観察は無理だとも思われましたが、結果的には大
変よく確認できました。
 日食は、観測開始よりも前の午前6時20分頃から徐々に始まっており、7時2
0分過ぎには、もう少しで金環になるのではないかというくらい、最大になりまし
た。集まった学生たちは安全に注意しつつ、用意された天体望遠鏡で映し出された
日影などに見入っては時折歓声を上げながら携帯電話等で撮影するなどして、この
珍しい天体ショーを堪能していました。
http://www.niihama-nct.ac.jp/backnumber/2012/5_21/index.html
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◇専攻科合格発表
5月23日(水)、専攻科入学者選抜検査(推薦)の合格発表を行いました。合格
者は、生産工学専攻7名、生物応用化学専攻3名、電子工学専攻2名です。

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◇留学生対象「防犯及び交通ルール」講話を開催しました。

 外国人留学生を対象にした防犯及び交通ルールに関する講話を、5月25日(金)
に開催しました。
 これは、日本での生活に不慣れな外国人留学生に対して、滞在中に犯罪や交通事
故に遭わないために国内状況や交通ルールなどを知ってもらい、注意喚起をするこ
とでより安全な留学生活が送れるように、去年に引き続き新居浜警察署のご協力を
いただいて開催しているものです。
 現在本校には8名の留学生が在籍しています。交通事情も国により様々で、母国
との違いを認識しながら日本の交通事情を実感したり、生活習慣の違いも日本では
犯罪に当たることもあることに戸惑う場面もありました。
「それぞれの国にもルールがあるように、日本には日本のルールがあるため、それ
を守って犯罪や交通事故に遭わないように、楽しく過ごしてほしい」と呼びかけ、
「ひったくりに遭わないために自転車の前かごに防犯ネットを取り付けるなど、交
通事故や事件に遭わないためには回避することが大切」「緊急時には110番通報
を」「自分を守るためにできること」等、普段の生活の中で心がけてほしいことを
具体的に説明をしていただき、留学生も注意深く聞いていました。
http://www.niihama-nct.ac.jp/backnumber/2012/5_25/index.html
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◇二輪車安全運転講習会を実施しました。

 5月26日(土)、二輪車安全運転講習会を実施しました。
この講習会は、3年生以上のバイク通学生等を対象に毎年実施しているもので、今
年は42名が参加しました。参加した学生は、新居浜警察署や愛媛県交通安全協会
から来て頂いた講師から、管内の交通事情や交通事故の恐ろしさについて説明を受
けた後、交通事故に関するビデオを視聴しました。その後、交通機動隊東予方面隊
の白バイ隊員らから実技指導があり、学生は講師の指導を受けながら、自分のバイ
クを使って構内に用意されたコースを走行したり、制動距離を体感したりするなど、
普段の運転で心がけなければならないことについて体感していました。
 参加者は、交通法規を守ることの大切さについて認識を新たにすると同時に、楽
しみながら運転技術を学ぶことができ、とても有意義な講習会となりました。
http://www.niihama-nct.ac.jp/backnumber/2012/5_26/index.html
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◇第66回(平成24年度)愛媛県高校総体結団式を行いました。

 5月30日(水)、本校視聴覚教室において第66回(平成24年度)愛媛県高
校総体結団式を行いました。
 結団式では、学生主事から激励の言葉があり、大会参加学生を代表してバレーボ
ール部の学生が力強く選手宣誓を行いました。
 結団式の後には、第一体育館で行進の練習が行われ、真剣な表情で取り組む選手
達の表情から大会に臨む意気込みが伝わってきました。選手達の健闘を祈ります。
http://www.niihama-nct.ac.jp/backnumber/2012/5_30/index.html
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◎[お知らせ] 
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▽前期中間試験が始まります。
 日 時  6月8日(金)〜14日(木)

▽専攻科入学者選抜検査(学力)が始まります。
 願書受付 6月11日(月)〜15日(金)
 試 験 日 6月23日(土)
 合格発表 6月27日(水)10時
http://www.off.niihama-nct.ac.jp/kyoumu/nyugaku/minasan_sen.html

▽創立50周年記念式典来賓等の祝辞を本校ホームページに掲載しました。
http://www.niihama-nct.ac.jp/50year.html
 
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