2018
四国地区大会
ロボットコンテスト
アイデア対決
全 国 高 専








 

 平成30年10月7日(日)、香川高等専門学校高松キャンパス 第1体育館を舞台に「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2018四国地区大会」を開催しました。四国5高専6キャンパスから12チームの参加がありました。

 本校からは、A「燧のBFP改」、B「竜宮城」の2チームが出場し、学生達が昼夜を問わず懸命に製作したロボットを駆使して、熱い戦いを繰り広げました。

 2018年度の競技課題は  Bottle-Flip Cafe(ボトルフリップ・カフェ)
     
 今回の競技はロボットによる「ボトルフリップ」です。
 競技は、赤・青 2チームに分かれて対戦形式で行います。フィールドで戦うのは、各チームメンバー3名と自作のロボットです。
<ルール概略>(一部、高専ロボコンウェブサイトから抜粋)
 各チーム2台までのロボットがフィールドに設置された8つのテーブルにぺットボトルを投げてかっこよく立たせる競技です。チームが使えるのは、500ml以上かつ重量350g以下のペットボトル20本までという条件がありますが、ペットボトルの種類や内容物は自由となっています。相手チームよりも多くのペットボトルをテーブルに立たせることができると勝利となります。

 投げたペットボトルをテーブル上に立たせた場合にのみ得点となるため、正確な射出機構が求められます。ペットボトルの中に何を入れるのか?ペットボトルをどのように立たせるのか?「自動ロボット」の使用も認められる中で、高専生たちが飛躍的に進歩するロボット技術を駆使して高難易度の競技課題クリアを目指しました。

 今回の競技では、予選リーグ方式が導入されたため、少なくとも試合に2回出場できるようになりました。また、決勝トーナメントから適用される特別ルールも用意されているため、各試合での戦略の立て方も勝利への重要なポイントとなりました。

Aチーム燧のBFP改(ひうちのビーエフピーかい)
指 導 教 員 今  西         望
5年機械工学科
(チームリーダー、操縦者)
杉 原  健 太
4年電気情報工学科
(チームメンバー、操縦者)
秋 津  佑 哉
3年機環境材料工学科
(安全管理責任者、チームメンバー)
中 村  優 佑
引 率 教 員 粂 野  紘 範
3年機械工学科
(ピットクルー)
森 下  諒 大
3年機械工学科
(ピットクルー)
河 野 太 保
3年機械工学科
(ピットクルー)
武 田  悠 太 郎
1年機械工学科
(ピットクルー)
五 戸  優 太
1年機械工学科
(ピットクルー)
立 花  悠 来

Bチーム竜宮城(りゅうぐうじょう)
指 導 教 員 田 中    大 介
2年電子制御工学科
(チームリーダー)
光 田  一喜
2年電子制御工学科
(チームメンバー)
瀬 野  涼 太
2年電子制御工学科
(チームメンバー、操縦者)
曽 我  拓 務
引 率 教 員 松 友  真 哉
2年電子制御工学科
(安全管理責任者、ピットクルー)
福 田  裕 也
1年電子制御工学科
(ピットクルー)
武 田  幸 志 郎
1年電子制御工学科
(ピットクルー)
東  祐 貴
1年電子制御工学科
(ピットクルー)
菊 池  崇 太



  【Aチーム】 1試合目 高知高専A  −  新居浜高専A

2試合目 阿南高専B  −  新居浜高専A
      (同点だったため、3人の審査員による判定の結果、阿南高専Bの勝利)


 Aチームはロボット研究部から出場したチームです。
 手動ロボットにゴムチューブを使用することで、人間が下からペットボトルを投げる動きを再現しました。自動ロボットに装填機構や動滑車を装備させ、最大15本のペットボトルの連射及び発射角度の微調整を可能としました。
 また、本校を象徴するキャラクターであるを前面に押し出し、どのチームよりも強いインパクトを与えられるように、ロボットの外装にも力をいれました。

 Aチームは予選Cブロック出場。1試合目に高知高専Aチーム、2試合目に阿南高専Bチームと対戦しました。手動ロボットによる見事なFlipを披露することで会場を沸かせましたが、多くのペットボトルを立たせることができず、予選リーグ3位で敗退しました。

 本チームは、ペットボトルを回転させて立たせるという王道のFlipを追求した点を評価され、本田技研工業株式会社特別賞を授与されました。
 
  【Bチーム】 1試合目 香川高専(詫間)A 16 −  新居浜高専B

2試合目 阿南高専A      −  新居浜高専B
           (同点だったため、3人の審査員による判定の結果、阿南高専Aの勝利)
 Bチームは電子制御工学科生で構成されたチームです。メンバー全員が同学科1〜2年生で構成された非常にフレッシュなチームです。
 本チームのロボットの特徴は、自動ロボット「亀」と手動ロボット「浦島太郎」の合体です。合体が成功すれば、「亀」が「浦島太郎」を「竜宮城」に見立てたテーブルまで運んでいるかのようなおとぎ話の世界に入り込むことができます。  また、自動ロボットの行動パターンを決定するために、コントロールステーションに設置されたカメラ2機とパソコンを使い、画像処理を試みました。

 Bチームは予選Bリーグに出場。1試合目に香川高専(詫間)Aチーム、2試合目に阿南高専Aチームと対戦しました。手動ロボットと自動ロボットを合体させて、高い位置からペットボトルを投げ落とす戦略を立てていましたが、2台のロボットの合体が成功せず、予選リーグ3位で敗退しました。


 本チームは、ロボットの合体というアイデアを評価され、ローム株式会社特別賞を授与されました。
 
   

○大会結果は【こちら】をクリック。

【Aチーム】燧のBFP改 本田技研工業株式会社特別賞
【Bチーム】竜宮城 ローム株式会社特別賞


会場の様子 試合中の様子(Aチーム)
エキシビジョンの様子(Bチーム) 応援団の様子
Aチーム 表彰
本田技研工業株式会社特別賞
Bチーム 表彰
ローム株式会社特別賞
閉会式
集合写真

なお、今回の大会の様子は11月23日(金)10:05〜、NHK総合(四国地方向け)にて放送予定です。
ぜひご覧ください。


☆アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)とは?☆

 高専ロボコンは、全国から57校62キャンパスの高等専門学校が参加する全国規模の教育イベントで、1988年から毎年開催されています。各キャンパスから2チーム、計124チームがエントリーし、全国8地区(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州沖縄)で開催される地区大会に出場します。そこで選抜された25チームにより全国大会が開催されます。
詳細は、高専ロボコンホームページをご覧ください。
  http://www.official-robocon.com/

  来年度の四国地区大会は阿南高専担当で開催されます。

 
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