平成24年10月28日(日)、高知県立青少年センター大アリーナ(高知県香南市)を舞台に、四国5高専6キャンパスから12チームが参加した同大会に、本校からはA「ひうっちゃん」、B「たこちゅー」の2チームが出場し、学生達が昼夜を問わず懸命に製作したロボットを駆使して熱い戦いを繰り広げました。
因みに今回の競技課題は、“様々な種類のペット・ロボットが、高専生と協力して玉入れをする競技”。この課題に刺激されてか、今年の本校チームには、たくさんの「リケジョ」が参戦。その効果から、熱戦の中にも愛くるしくユーモアのあるロボットが登場しました!
Aチーム:ひうっちゃん | ![]() |
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指 導 教 員 | 松 友 真 哉 | |
5年電子制御工学科 (リーダー、安全管理者) |
藤 本 真 澄 | |
4年生物応用化学科 (ブレイクショット担当者) |
長 井 はるか | |
4年生物応用化学科 (伴走者) |
村 上 真 穂 | |
引 率 教 員 | 出 口 幹 雄 | |
5年電子制御工学科 (ピットクルー) |
坂 本 一 馬 | |
5年電子制御工学科 (ピットクルー) |
日 朝 祐 太 | |
3年電子制御工学科 (ピットクルー) |
秋 山 聡 | |
3年電子制御工学科 (ピットクルー) |
岡 直 樹 | |
5年電子制御工学科 (ピットクルー) |
長 井 太 甫 |
Bチーム:たこちゅー | ![]() |
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指 導 教 員 | 安 里 光 裕 | |
4年生物応用化学科 (リーダー、伴走者) |
河 野 晴 奈 | |
4年環境材料工学科 (ブレイクショット担当者) |
苅 田 真 子 | |
4年電子制御工学科 (安全管理者) |
西 川 結 | |
引 率 教 員 | 今 西 望 | |
4年電気情報工学科 (ピットクルー) |
藤 原 里花子 | |
4年電子制御工学科 (ピットクルー) |
樋 浦 真 悠 | |
4年生物用化学科 (ピットクルー) |
旭 美 里 |
【Aチーム ハイテクロボ!】
Aチーム「ひうっちゃん」は、クマをイメージしたペットロボ。出演者はリーダーの5年男子に4年女子2名という、本校ではきわめて珍しい男女混成チーム。製作段階では本校ロボ研もガッツリとサポートを行い、夏休み中も熱心に製作に取り組みました。クマの着ぐるみを着せて完成した愛くるしいその外見とは裏腹に、パソコンとウェブカメラを用いた高速画像処理プログラムにより、伴走者の持つ団扇の模様をリアルタイムに識別してロボットの誘導を行うというハイテクロボでもあり、本校に久方ぶりの勝利をもたらすべく奮戦しました。開戦後はスムーズに歩行して安定した動きを見せましたが、詫間キャンパスAチームの「Air」が素早く玉入れを終了させてしまい、無念の1回戦敗退となりました。
【Bチーム ジョシ力!】
Bチームは「たこちゅー」。製作を含め、メンバー全員が「女子」、ロボコン経験もないという、本校創設以来の異色のチームでした!気持ちの善し悪しによってタコの色が変わるなど“かわいらしさ”を追及しつつ、ロボット誘導には超音波センサーを使うという「リケジョ」ならではのペットを誕生させ、我らが新居浜高専の女子力を見せつけるべく試合に臨みました。ペットらしい動きは文句なしでしたが、こちらは走行がなかなかうまくいきませんでした。1回戦では相手の弓削高専Aチーム「Bigarade」に判定勝ちし2回戦に駒を進めましたが、2回戦では優勝チームとなった高知高専Aチームの圧倒的な強さに敗退してしまいました。
なお、表彰式では、Aチーム「ひうっちゃん」はその画像処理性能とユーモアが評価され、本田技研工業の特別賞を受賞、Bチーム「たこちゅー」はペットらしさが高評価を得て、全国からのウェブ投票によるベスト・ペット賞を獲得したほか、東京エレクトロンFEの特別賞をダブル受賞しました。
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会場入口 | 開会式 |
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Aチームの登場 | Bチームの登場 |
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Aチーム 試合の様子 | Bチーム 試合の様子 |
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Aチーム 表彰 | Bチーム 表彰 |
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集合写真 |
なお、今回の大会の様子は11月23日(金)13:05〜13:59、NHK総合(四国四県向け)にて放送予定です。
是非ご覧ください。
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)とは?
高専ロボコンは、全国から57校62キャンパスの高等専門学校が参加する全国規模の教育イベントで、1988年から毎年開催されています。各キャンパスから2チームがエントリーし、全国8地区(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州沖縄)で開催される地区大会に出場します。そこで選抜された25チームにより全国大会が開催されます。
詳細は、高専ロボコンホームページをご覧ください。
http://www.official-robocon.com/jp/kosen/kosen2012/index.html
2012年度の競技課題は「ベスト・ペット」
様々な種類のペット・ロボットが、高専生と協力して玉入れをする競技です。しかも、今回は、高専ロボコンで初めて、コントローラーなしで競技を行います。
各チームは、赤・青2チームに分かれて対戦。フィールドで戦うのは、各チーム1台のペット・ロボットと1名の伴走者。まずは、それぞれの相手チームによってブレイク・ショットが行われ、ボールがフィールドに散らされます。そして、両チームの伴走者がそれぞれ散らばったボールを拾ってペット・ロボットに渡し、ボールを受け取ったペット・ロボットは、9つのゴールにボールを入れていきます。
人間とペット・ロボットがコンビを組み、コントローラーを使わずに協調作業を行います。どのようにペット・ロボットとコミュニケーションを取りながら課題をクリアしていくのかも見どころのひとつです。
これからのロボットは、人間のそばにいることが当たり前となっていくと考えられています。そのような未来の一翼を担う高専生の皆さんに、人間とロボットとの「パートナーシップ」のあり方を示す競技にチャレンジしてもらいます。多様なアイデアを用いた表情豊かなペット・ロボットが登場することを期待しています。(高専ロボコンHPより。)
管理:学生課学生係